THE ONENESS PLACE

ワンネス心理療法ワークショップ(ゲシュタルト療法)

2017年5月18日 コメントする

こんばんは。

いよいよあと3回となった、「心理療法ワークショップ」。

今日ご紹介するのは、「気づきのセラピー」とも言われる「ゲシュタルト療法」です。

 

そもそも「ゲシュタルト」とは何か?

「ゲシュタルト」は、ドイツ語で「全体」を表します。

なので、物事や、心と体を、まとまった「全体」として捉えるのが、ゲシュタルト療法の特徴です。

人は、ほとんどのことに意識を向けず、気づかずに生きています。

見たもの、聞いたもの、感じたことを全て意識上にのぼらせ、処理していくと、

脳が処理しきれません。

ほとんどは無意識で自動的に処理しています。

 

一方、記憶に残っている出来事であっても、それは物事の一面的な解釈であり、

全体を把握しているわけではありません。

ほとんどの場合は、それでうまくいくのですが、

トラウマ体験や、他のネガティブな感情を持つ出来事の場合、

その一面的な解釈が、問題を大きすることがよくあります。

そこで、「今、ここ」でその体験を追体験し、様々な捉え方をしていく

というのが、ゲシュタルト療法の進め方です。

やや乱暴な説明ではありますが。

 

「気づき」には、精神的にも大きな効果があります。

快感、喜び、興奮などが感じられるかもしれません。

例えば、(ゲシュタルト療法とは関係ありませんが)学生時代、難しい問題の答えがパッと閃いた時。

推理小説などで、あの出来事とこの出来事が繋がったと気付いた時。

独特の快感を感じたことがあると思います。

 

ゲシュタルト療法でも、

「母親があの時言っていたことは、こういうことだったのか!」とか

「上司があの時怒っていたのは、自分のためを思ってくれていたんだ!」とか

色々な気づきが感じられます。

時には自然と笑顔になったり、涙が流れてきたり、

独特の快感を味わえることと思います。

 

ゲシュタルト療法のワークショップでは、

普通一人の体験を、一人の体験の促進者(ファシリテーター)が、

気づきに向けて話を促し、

それを周りが見守る形で進めることが多いです。

ファシリテーターは、体験している一人だけでなく、

その場の全体の雰囲気も気にしながら進めていかなければなりません。

 

以前、ゲシュタルト療法の日本の第一人者の一人、百武さんとお話をしていた時、

「片桐くん(私のこと)、集団をうまく進めていくためには、ゲシュタルト療法を極めるといいよ」

と言われたことがあります。

ゲシュタルト療法の使い手を目指すためだけでなく、

グループのファシリテーションをする際にも、ゲシュタルト療法の勉強はうってつけなのです。

 

 

さて、今回講師をお願いしているのは、

 

ゲシュタルトネットワークジャパンの前田茂則先生。

百武先生と同様、日本中にファンの多い、ゲシュタルト療法の第一人者です。

児童相談所の所長や、大学の教授を経て、今に至ります。

研究と臨床と、どちらの分野でもビッグネームの方なのです。

 

なかなか気軽に触れることのできないチャンスです。

ぜひこの機会に、前田先生流のゲシュタルト療法の真髄に触れてみてください。

 

日時:5月27日(土) 10:00〜13:00

場所:フォーラムエイト(渋谷駅徒歩5分)

料金:5,000円

 

お申し込み、お待ちしております!

 

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