こんばんは。
心理療法の第一人者に、その療法の真髄を学ぶ「心理療法ワークショップ」。
今回はヒプノセラピー(催眠療法)のご紹介です。
日時:5月13日(土) 14〜17時。
場所:フォーラムエイト(東京都渋谷区)
個人的に、「催眠」については、語りたい小ネタがいっぱいあります。
そこをグッとこらえて、簡単に紹介したいと思います。
催眠は、心理学の誕生以前の太古の昔から、
人々の生活に浸透していました。
古代エジプトでは、病気の治癒に使われてたと言われていますし、
日本でも、イタコやユタなどのシャーマニズムの人々は、
一種の催眠状態により、神や死者と交信し、人々の助けになっていたことでしょう。
古来より使われていた方法なのに、
未だ誤解があるのは何故なのでしょうか。
それは、「理解の範疇を超えている」という点にあると思います。
映画やテレビドラマとなった「リング」と、
京極夏彦の小説「魍魎の匣」は、モデルとなった事件があります。
明治事件に起こった「千里眼事件」です。(詳しくは調べてみてください)
念写の能力を持つと言われる若い女性が大学教授の実験の対象となり話題となり、
当時、「催眠術ブーム」が湧き起こりました。
それとともに、科学的立場からの批判の論調が高くなり、
その若い女性は自ら命を絶ちました。
このようなオカルト的な好奇心は、現代でも根強く残り、
「怪しげなもの」「怖いもの」とレッテルを貼られています。
「見世物」としての催眠が、現在の多くの方々のイメージかと思います。
それでは、「催眠」は、不可解で「非科学的」なものなのでしょうか。
アメリカなどでは、現在医療分野でも催眠が使われています。
抜歯や出産の際の痛みを軽減する方法でも扱われていますし、
不安や恐れの解消、自然治癒力の向上など、その用途は多岐に渡ります。
全てが、自分自身の力によるものなので、身体的な副作用はありません。
我らが心理カウンセリングの分野でも、
多くの信頼性の高い研究結果が出ています。
自らの無意識(潜在意識)の力による問題の解決。
自己向上や自己実現、癒し。
様々な分野で有効な手段です。
ヒプノセラピーで導かれる「催眠状態」は、程度の差こそあれ、
実はそれほど珍しい状態ではありません。
映画や仕事など、時間を忘れて熱中している時も、その状態と言えますし、
スポーツなどで、全てがうまくいっている「心地いい状態」を
経験したことのある方もいらっしゃるかもしれません。
そういった場合も、催眠状態の一種と言えます。
緊張の緩和から自己実現まで応用が効く「ヒプノセラピー」、
正しくお知りになりたいとは思いませんか?
もちろん、ヒプノセラピーを扱うセラピストになるには、
高度な知識と技術、経験が必要です。
しかし、今回のワークショップを受けてその機序を知ることで、
すぐにでも生活で活かせる知識と経験を得ることができるでしょう。
さて、今回講師をお願いしたのは、
日本ヒプノセラピーアソシエーション代表の菅又恵美子先生。
ヒプノセラピーがうまくいくために必須のカウンセリング技術を
しっかり身につけているだけでなく、
様々なヒプノセラピーを学ぶ、
日本でも指折りのヒプノセラピストです。
私もかつて体験してみましたが、その心地いい雰囲気に、
全てをゆだねて催眠状態に浸れます。
そんな努力家であり実力派である菅又先生のヒプノセラピー講座。
この機会にぜひ学んでみてください!
お申し込みお待ちしております!