みなさん、初めまして。
ワンネスグループ東京オフィスの片桐と申します。
心理カウンセラーをしています。
これから、ワンネスグループの紹介とともに、
日常でも使えそうな心理学の話題を書いていきたいと思います。
時々ふざけた内容を書くかもしれませんが、
あらかじめご了承ください。
さて、2017年の始まり。
ワンネスグループの一員として
私は地元、山形県の立石寺からスタートすることにしました。
松尾芭蕉が訪れたことで有名ですが、
中学校の時の国語の教科書にも出たので、
覚えている方もいるかもしれません。
「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」
地元の不思議な風習で、
片桐家のご先祖様の「歯の骨」が納骨されていることもありますが、
同時に、「悪縁切り」のお寺としても有名です。
依存の対象との縁を断ち切れるよう、お参りしてきました。
皆さんからは、こんなツッコミがあるかもしれません。
「心理学って言っておいて、しょっぱなから神頼み?」
いえいえ、それは違います。
正確には「仏頼み」です。仏教寺院ですので。
イラッとした方もいると思いますが、ちょっと耐えてください。
ここで本題に入りたいと思います。
日本(だけでなく世界でも)では、今のように科学が発展する前、
神様や仏様に祈ることで精神の安定を保っていました。
人知の及ばないものは全て、神様や仏様のしわざだと考えたのです。
(妖怪などもそうですね)
日本は今、「無宗教」と自覚している人も多いと思いますが、
例えばウ○コが漏れそうな時、神様にお願いするはずです。
「もう少し耐えさせてください」と。
我々にも、心の奥底に、信心する部分が残っているのです。
(人は生まれながらに信心する心がある、という内容は「コーラン」にも書いてあると、イスラム教徒の友達が教えてくれました。ウ○コの事は書いてませんが。)
信じる対象があった昔と、それが見えなくなった今とで、
どちらが「幸せ」でしょうか。
心理学では、明確に「信じるものがあった方が幸せ」
という回答を出しています。
薬の薬効を調べる実験の際、比較対象として偽薬(プラセボ)が一緒に使われますが、
プラセボと比較することで、その薬が本当に効いているのか、
「良くなるかも」という気持ちで良くなっているのか、がわかります。
実際、「良くなるかも」と信じる気持ちがあるだけで、
病気が良くなったりすることもあります。
某有名な頭痛薬の薬効成分は錠剤のほんの一部に過ぎず、
あとは体に無害な成分で作られています。
それくらいの大きさがないと、「薬をのんだ」気持ちにならず、
効果がない人も多いようです。
(薬は同じ成分でも、大きく、高価な方が、効きやすいんだそうです。)
ノンアルコールビールを「お酒ですよ」と言って出すと、
実際に酔っ払うという実験結果もあります。
全て「信じる力」が効果を発揮しています。
一方、カウンセリングでも、うまくいくための最も重要な要素は、
「このカウンセリング(カウンセラー)なら大丈夫」と
信じる心が生まれるかどうかにあります。
どんな手法を使っているかは、二の次です。
キリスト教を主題に多くの偉大な作品を遺した遠藤周作は、
小説「深い河」の中で、「神」という言葉を嫌がる登場人物に対して
「その言葉が嫌なら、他の名に変えてもいいんです。トマトでもいい、玉ねぎでもいい。」
「それに、ぼくは玉ねぎを信頼しています。信仰じゃないんです。」
と語らせています。
「鰯の頭も信心から」。
どの宗教が優れているか、私は専門家ではないので
オススメはできませんが、
まずは、身の回りの人、お守り、カウンセラー、
自らがこなしているプログラムを、
疑わずに無心で信じてみてはいかがでしょうか。
それは、科学の力を超えて、効果を発揮するはずです。
ということで、お読みいただきありがとうございました!