THE ONENESS PLACE

信じる力

2017年1月16日 コメントする

みなさん、初めまして。

ワンネスグループ東京オフィスの片桐と申します。

心理カウンセラーをしています。

これから、ワンネスグループの紹介とともに、

日常でも使えそうな心理学の話題を書いていきたいと思います。

時々ふざけた内容を書くかもしれませんが、

あらかじめご了承ください。

 

さて、2017年の始まり。

ワンネスグループの一員として

私は地元、山形県の立石寺からスタートすることにしました。

松尾芭蕉が訪れたことで有名ですが、

中学校の時の国語の教科書にも出たので、

覚えている方もいるかもしれません。

「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」

 

地元の不思議な風習で、

片桐家のご先祖様の「歯の骨」が納骨されていることもありますが、

同時に、「悪縁切り」のお寺としても有名です。

依存の対象との縁を断ち切れるよう、お参りしてきました。

 

皆さんからは、こんなツッコミがあるかもしれません。

「心理学って言っておいて、しょっぱなから神頼み?」

いえいえ、それは違います。

正確には「仏頼み」です。仏教寺院ですので。

イラッとした方もいると思いますが、ちょっと耐えてください。

ここで本題に入りたいと思います。

 

日本(だけでなく世界でも)では、今のように科学が発展する前、

神様や仏様に祈ることで精神の安定を保っていました。

人知の及ばないものは全て、神様や仏様のしわざだと考えたのです。

(妖怪などもそうですね)

日本は今、「無宗教」と自覚している人も多いと思いますが、

例えばウ○コが漏れそうな時、神様にお願いするはずです。

「もう少し耐えさせてください」と。

我々にも、心の奥底に、信心する部分が残っているのです。

(人は生まれながらに信心する心がある、という内容は「コーラン」にも書いてあると、イスラム教徒の友達が教えてくれました。ウ○コの事は書いてませんが。)

信じる対象があった昔と、それが見えなくなった今とで、

どちらが「幸せ」でしょうか。

 

心理学では、明確に「信じるものがあった方が幸せ」

という回答を出しています。

 

薬の薬効を調べる実験の際、比較対象として偽薬(プラセボ)が一緒に使われますが、

プラセボと比較することで、その薬が本当に効いているのか、

「良くなるかも」という気持ちで良くなっているのか、がわかります。

実際、「良くなるかも」と信じる気持ちがあるだけで、

病気が良くなったりすることもあります。

某有名な頭痛薬の薬効成分は錠剤のほんの一部に過ぎず、

あとは体に無害な成分で作られています。

それくらいの大きさがないと、「薬をのんだ」気持ちにならず、

効果がない人も多いようです。

(薬は同じ成分でも、大きく、高価な方が、効きやすいんだそうです。)

ノンアルコールビールを「お酒ですよ」と言って出すと、

実際に酔っ払うという実験結果もあります。

全て「信じる力」が効果を発揮しています。

 

一方、カウンセリングでも、うまくいくための最も重要な要素は、

「このカウンセリング(カウンセラー)なら大丈夫」と

信じる心が生まれるかどうかにあります。

どんな手法を使っているかは、二の次です。

 

キリスト教を主題に多くの偉大な作品を遺した遠藤周作は、

小説「深い河」の中で、「神」という言葉を嫌がる登場人物に対して

「その言葉が嫌なら、他の名に変えてもいいんです。トマトでもいい、玉ねぎでもいい。」

「それに、ぼくは玉ねぎを信頼しています。信仰じゃないんです。」

と語らせています。

 

「鰯の頭も信心から」。

どの宗教が優れているか、私は専門家ではないので

オススメはできませんが、

まずは、身の回りの人、お守り、カウンセラー、

自らがこなしているプログラムを、

疑わずに無心で信じてみてはいかがでしょうか。

それは、科学の力を超えて、効果を発揮するはずです。

 

ということで、お読みいただきありがとうございました!

 

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