THE ONENESS PLACE

心理療法ワークショップ(第4回 フォーカシング)

2017年4月7日 コメントする

こんにちは。

心身医学の用語に「アレキシサイミア(アレキシシミア)」という言葉があります。

自らの感情を自覚・認知したり表現することが不得意で、空想力・想像力に欠ける傾向のことをさす。 (wikipediaより)

病名ではなく、感情を感じるのが不得意な傾向のことです。

アレキシサイミアの傾向が強いと、「心身症」が発症しやすいと言われています。

心身症とは、ストレスなどが原因で、胃潰瘍など体に影響が出てしまう疾患です。

ストレス性の身体の疾患は、感情を感じることが苦手な方によく起こるのです。

 

そんな方々は、テレビドラマなど、心が動くような出来事が苦手だと言われています。

アレキシサイミアの概念を提唱したシフニオスは、

うつ病、摂食障害、アルコール依存症などの精神疾患にも関連していると言っています。

さらに、(これは私の実感もありますが)アレキシサイミアの傾向が強い人を相手にカウンセリングした場合、

表面だけで会話が進み、カウンセリングが空回りしている感じがします。

 

人間にとって、感情を感じることは大切なことなんです。

 

さて、カウンセリングの研究者の中にも、

感情を感じることの重要性を研究した研究家がいます。

「ユージン・ジェンドリン」。

1926年生まれ。未だご健在です。

カウンセリングの神様と言われているカール・ロジャーズとともに研究を進める上で、

カウンセリングがうまくいくには、

クライエント(カウンセリングを受ける側)が感情に触れている必要があると考え、

その方法を編み出しました。

これが「フォーカシング」です。

 

まずは体で感じている「何か」を受容的に感じ、

その感じにぴったりくる「言葉」を探していきます。

その感じが、ぴったりくる言葉で表現できたら、

なんと言いますか、「繋がった!」「わかった!」という感覚と似たような、

嬉しい感覚が感じられます。

その感じと対話をしたりすることで、より深い感情の理解へと進んでいくのです・・・

 

と、ここで文字で書いてみましたが、

実感しなければなかなかわからないもの。

 

絶対的に信頼の置ける臨床家から、本物のフォーカシングを受けてみませんか?

 

4月15日(土) 14:00〜17:00

講師は、学習院大学教授の、伊藤研一先生です。→コチラ

 

何を隠そう、私を(幸か不幸か)カウンセラーの道へ導いてくれた先生です。

(ご本人はお忘れかと思いますが・・・)

未だ衰えぬ探究心で、ギターを練習、時々ライブも行なっています。

(言っていいのかわかりませんが・・・)

 

研究でだけでなく、臨床家としても第一線で活躍する伊藤先生。

 

その理論に裏付けられた、本物のフォーカシングを体験してみませんか?

 

カウンセラーの方でしたら、「トレーニングとしてのフォーカシング」のお話も聞けます。

それ以外の方も、スッキリした気持ちでワークショップを終えることができるでしょう。

 

まずは、体との付き合い方。学んでみてください!

 

お待ちしております!

 

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